2024年 令和6年 新しい年になりました。皆さま本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 


この年末年始、様々な高校スポーツの全国大会が開催されていました。
バスケットボール(ウィンターカップ)に、ラグビー(全国高校選手権:通称 花園)、サッカー(全国高校選手権)、そしてバレーボール(春高バレー)…
冬季の休み期間での開催で、チームに関わるメディカルスタッフの献身的なサポートは本当に大変なことなのではないかと想像します。

① 冬季特有の感染症対策
インフルエンザやノロウィルス感染症等、集団での行動が多い中で、いかに予防するか、感染した場合の拡大防止などの対応などが重要なポイントになるかと思います。

② タイトなスケジュールでのコンディショニング
上記の感染症予防も含め、試合間がタイトであり肉体的疲労と精神的疲労の両面でのサポートが必要になってくると思います。
いかに効率的なリカバリーができるか? チーム関係者や保護者の協力なくしてはできないのではないのではないでしょうか。

③ 寒さ対策
特に屋外競技である場合には、相応の防寒対策が必要です。選手のパフォーマンスを落とさないための工夫、トレーナー自身のパフォーマンスを落とさないための工夫。

入念なウォーミングアップはもちろんのこと、外傷障害予防のための携帯カイロの活用、衣服の工夫(着るものの選定)、控え選手の保温、様々な対策が必要になってきます。
ホットクリームやローションも活用できます。ホットクリームは直だとかなり熱くなるので、オイルやローションに混ぜて、薄めにしっかり伸ばして使うことがおすすめです。

我々トレーナー自身の防寒対策も必要になってきます。「手がかじかんでテーピングが巻けなかった…」なんてことにはならないように、抜かりのない準備が必要となります。
私自身は普通の手袋だと外したり着けたり面倒なので、医療用のラテックスグローブをしています。
これだけでもかなり保温効果があります。ぜひ、活用してみてください。

いっぱい着込むと動きづらいので、暖かく、動きやすい服装を心がけています。インナーを工夫することと、肌の保湿でかなり変わります。
携帯カイロは、貼るタイプをインナーの背中、腰に貼っています。
皆さんがよく知っている冬用インナーの「極暖」、そしてネックウォーマーは必須アイテムです。 


今年2024年は、パリオリンピックをはじめスポーツのビッグイベントが目白押しです。
スポーツメディカルやコンディショニングに関する情報にアンテナを張って、今年一年も皆さんに良い情報を共有できるように頑張ります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 



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