学生トレーナー、マネージャーの皆さん必見!
DMedical契約トレーナー井澤秀典さんが、普段はあまり見ることのできないプロチームのメディカル現場をレポートします。
チームで使用するテーピングやメディカル用品の紹介、トレーナーへのインタビューなどを通して、
学生トレーナーやマネージャーはもちろん、選手の皆さんにも参考にしていただける情報をお届けしてまいります。
第一弾は、DMedicalがテーピングでサポートする「いわきFC」を訪問させていただきました。
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■ 井澤 秀典(DMedical契約トレーナー)
・日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー
・鍼師、灸師、按摩マッサージ指圧師
・World Rugby ICIR Level.3
・元ラグビー日本代表ヘッドトレーナー
(ラグビーW杯2015年大会、2019年大会帯同)
■はじめに
DMedical契約トレーナーの井澤秀典です。今回、サッカーJ3リーグ所属の「いわきFC」を訪問させていただきました。
いわきFCで使用しているテーピングやメディカル用品を拝見し、アスレティックトレーナーの穂苅さんにもじっくりとお話しを伺いました。
学生トレーナーやマネージャーの皆さんにも参考になることがたくさんあると思いますので動画も是非ご覧ください。
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■チーム紹介 いわきFC
2015年 いわきFC運営会社 株式会社いわきスポーツクラブ設立
2016年 福島県社会人サッカー2部リーグ優勝
2017年 福島県社会人1部リーグ 優勝
2018年 東北社会人サッカー2部南リーグ 優勝
2019年 東北社会人サッカー1部リーグ 優勝
2020年 日本フットボールリーグ(JFL)7位
2021年 日本フットボールリーグ(JFL) 優勝
2022年 J3リーグ 所属
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■ 穂苅 敦 トレーナー(いわきFCアスレティックトレーナー)
・日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー
・鍼師、灸師、按摩マッサージ指圧師
■トレーナーのスケジュール
■メディカルルーム
まずは、メディカルルームを拝見。
トレーニングルームに併設されたメディカルルームで、 治療器機、トリートメントテーブル、テーピングのストック、
メディカルバッグが常備され、 トレーニング前後のケアやテーピング、リハビリ、治療を行います。
■トレーニング中のメディカル用品
午前中、屋外でのトレーニングにはテーピングバッグをグラウンドへ準備。
急なケガなどの処置に備えます。
テーピング、シザーズ、スプレー、ガーゼ・ばんそうこうなどの救急用品、アイシング用品など。
不測の事態に備えて、AEDも欠かせません。
■試合時のメディカル用品
試合には通常のソフトテープバッグの他に、虫よけスプレーやドクターが使用する処置用具を準備したバッグも用意します。
また、地元スポンサー企業のハンドメイドで、雨天でもグラウンドで対応できるよう防水仕様のロゴ入りバッグも使用しています。
テーピングや救急用品などコンパクトに収納できて便利ですね。
■いわきFCのテーピング
いわきFCでは、DMedicalのライトフレックスプラス、ライトフレックスEXなど、ソフト伸縮テープが最も使用されています。
足首の固定に50mmが最も多く使われ、生地が薄いのでシューズの中でゴワ付きが少ないと選手に好評です。
尚、ライトフレックスプラスとライトフレックスEXは生地の伸縮性に違いがあるので、巻いたときの選手の好みで使い分けています。
いわきFCの練習グラウンドは人工芝なので練習ではテーピングをしない選手もいるそうですが、
試合会場のグラウンドが天然芝の場合はしっかりとテーピングを巻いてゲームに臨みます。
また、通常のテーピング以外に、ソックス止めとしても良く使われています。
DMedicalはいわきFCチームカラー(レッド/ネイビー)のソフト伸縮テープを用意しました。
■足首のテーピング巻き方動画(いわきFC版)
いわきFCではソフト伸縮テープを使った足首のテーピングを最も使用します。
巻き方は、アンダーラップ⇒ヒールロック⇒フィギュアエイト⇒カバーリング。
いつものように巻いていただくと、所要時間は30秒でした。さすがですね。
■トレーナー対談 ATSUSHI HOKARI × HIDENORI IZAWA
私、井澤もかつてJリーグチームに在籍していた経験があるのですが、以前と比べて現在のメディカル事情はどうなのか興味があり、
穂苅トレーナーにいわきFCの状況をお聞きしました。貴重なお話しが聞けましたので、是非動画をご覧ください。
■編集後記
今回はサッカーJ3「いわきFC」を訪問してまいりました。
穂苅トレーナー並びにいわきFCスタッフの皆様、当日はご協力いただきありがとうございました。
前半戦を終えて、首位ということでコンディショニングへの取り組みに関しては、選手の意識が非常に高いことに加え、
スタッフによる緻密なコンディション管理によって、常に良いコンディションでトレーニングができているのだと思いました。
それと同時に、コンディショニングの一環として、トレーニングルームやメディカルルームにあるDMedicalの商品が一助となっていることもわかりました。
現場のニーズに答えるべく、これからも、DMedicalは、「かゆいところに手が届く」そんな存在でありたいと思います。
後半戦、最後の最後まで目が離せないと思いますが、初代ファンクラブ会員の私としては、J2昇格を祈念しつつ、
その瞬間をスタジアムで目撃できればと思っています。(井澤 秀典)