前回は、「キネシオロジーテープの効果」について書きましたが、今回は実際にキネシオロジーテープを使ったテーピングの紹介です。

この選手は、陸上競技(短距離)の選手で、もともと足関節の陳旧性の捻挫による足関節の不安定性があり、背屈制限と踏み込み時の違和感、地面を蹴る時の不安定感があるということで相談に来ました。

詳細は割愛をさせていただきますが、アライメント等の評価をした後に

・背屈をしやすくすること
・縦アーチのサポート


この2つを目的に写真のようなテープを巻きました。
巻いた後に、動作の確認をしてもらうと症状の改善と不安感が無くなりました。
 


キネシオロジーテープは、筋肉のサポートに使用されることが多いのですが、このような感じで関節へのアプローチにも使用することができます。
直接肌に貼付するので、意外に固定力もあります。
また、程よく伸び縮みすることから、通常のテーピングよりもこちらの方が良いという選手も少なからずいます。

選手のニーズは様々で、アスレティックトレーナーとしてはテーピングの巻き方も引き出しを多く持つことが必要です。
キネシオロジーテープを使用したテーピングは、非常に良いオプションの一つになると思います。
 



>>>「キネシオロジーテープについて①」
>>>「キネシオロジーテープについて②」
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