
最近、右の奥歯がちょっと痛む井澤です。昔「芸能人は歯が命・・・」というキャッチコピーのCMを思い出しました。
「歯」ってすごく大切ですよね。皆さんも毎日、毎食後に歯磨きすると思います。歯磨きの文化が日本に定着したのは、奈良・平安時代、仏教の伝来とともにインド発祥の「歯木」や塩、灰を使った歯磨き習慣が僧侶や貴族などの上流階級に伝わりました。江戸時代には、 小枝の先端をほぐして房状にした「房杨枝(ふさようじ)」や、日本初の歯磨き粉(丁字屋喜左衛門の「丁字屋歯磨」)が商品化され、一般の庶民層にも一気に普及したようです。皆さんご存じの「お歯黒」も江戸時代の文化で虫歯予防にもなっていたようです。
明治時代、西洋から近代的な歯ブラシが伝わり、初めは鯨のヒゲに馬毛を植えた「鯨楊枝」などが作られました。1911年(明治44年)には、ライオンからチューブ入りの練り歯磨きが発売されました。

実は、アスリートにとって口の中の環境(口腔内環境)、つまり虫歯や歯周病はパフォーマンスに影響するといわれています。にもかかわらず、アスリートは虫歯、歯肉炎、歯周病などの歯科疾患を高いレベルで発症するといわれています。
一方で、アスリートに関わらず、多くの人が、「歯が痛くならないと歯医者に行かない」という傾向がみられます。重要なことは、定期的な口腔内の検診、歯科検診を受けることが大切であるということです。
アスリートにとって最適な口腔衛生は、トレーニング効果の最大化、怪我や病気のリスク軽減、競技パフォーマンスの向上を目指すアスリートの全体的な健康をもたらすでしょう。
すべての栄養は、口から入ってきます。その口のコンディションが悪ければ、大切な栄養もしっかり摂取できないことに繋がります。以前合宿中に、急に奥歯が痛み出して、しばらくお粥しか食べることができない選手は体重が減少してしまいコンディションを崩してしまったという経験がありました。やはり食事はおいしく食べたいものです。「人を良くすると書いて食」なんです。
様々なスポーツ現場では、メディカルチェックが実施されています。その際に、歯科検診も併せて実施することで、アスリートの口腔環境の改善につながるでしょう。毎日の歯磨きはもちろんですが、定期的な歯科検診も併せて実施することが大切です。昨今では、スポーツデンティストという資格もあり、様々なスポーツ現場で歯科検診が実施されています。

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奥歯がちょっと痛むたびに、「早めに歯医者さんに行かないと!」と焦っている今日この頃です。
参考文献 Gallagher, J., & Fine, P. (2026). The value of oral health screening for athletes. Research in Sports Medicine, 34(1), 1–10. https://doi.org/10.1080/15438627.2025.2532535