ブログの更新が遅くなり大変申し訳ありません。
現在、パリオリンピックに来ています。このブログも、パリで書いています。連日の日本選手の活躍に感動しています。
さて、前回の続き、テーピング講習会の話です。
アンダーラップをまず巻いてもらえるようになったら、次に実際にテープに触れてもらいます。
まずは持ち方から。手が小さい人、大きい人様々なのですが、このような持ち方を推奨させてもらっています。いかにストレスなく効率的に巻くかが非常に大切なので、持ち方にもこだわります。
持ち方の次は、「テープを切る」ことをマスターしてもらいます。
実はこれが第二の関門となります。簡単そうで、意外と難しい。ガムテープや養生テープを切るのとは訳が違います。
時には、なかなか切れずに半ベソをかいてしまう人もいるくらいです。とにかくコツをつかんでもらうまで根気よくやってもらいます。
足首のテーピングに入る前に、テーピングに慣れてもらうために始めに巻いてもらうのは、前腕部です。
(実は、私がトレーナーに成りたての新米ペーペーの時に選手に対して巻かせてもらった最初のテーピングがこれでした)
手首から肘にかけて非伸縮テープ38㎜で巻いて行きます。前腕部は、円錐形に似た形状になっているのでキレイに巻くにはちょっとしたコツがあります。そんなコツを押さえてもらいテープに慣れていってもらいます。
ここまでの工程で、ほぼ半分の時間を費やします。一回の講習でいかにテーピングを知ってもらい、テーピングに慣れてもらうか?これが一番大事なポイントだと私は思っています。
「習うより慣れろ」
「テーピングは巻いてなんぼ」
どんな部位でも、どんなテープでも自由自在に巻けるようになるまでには、少し時間がかかりますが、こういった講習会を通して「わぁ、切れた」とか「わぁ、きれいに巻けた」という声を聴くと本当にうれしくなります。
引き続き、テーピングの伝道師として頑張っていきます!!